『無門関』の出世双六 : 帰化した禅の聖典
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書誌事項
『無門関』の出世双六 : 帰化した禅の聖典
(ブックレット「書物をひらく」, 23)
平凡社, 2020.3
- タイトル別名
-
無門関の出世双六 : 帰化した禅の聖典
- タイトル読み
-
『ムモンカン』 ノ シュッセ スゴロク : キカ シタ ゼン ノ セイテン
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内容説明・目次
内容説明
出自の地・中国では、刊行後の短期間を除いて完全に無視されてきた『無門関』が、日本将来以降二百年の雌伏を経て、なぜ、かくも著名な禅籍として敬意を払われるようになったのか。日本の禅のどんな動きが、この書物をスターに押し上げたのか。どんな影響をこの書は日本に与えたのか。
目次
- 1 『無門関』、その成立と内容(悟りへの道、語録から公案へ;公案の使用、公案集の特徴)
- 2 日本への渡来、そして中世までの『無門関』(日本へ渡る『無門関』;静かな二百年)
- 3 禅僧と書籍—抄物と密参録の世界(抄物とは;抄物の二種;『無門関』の再登場、下語集、そして抄物)
- 4 近世の『無門関』、日本社会への普及(読まれる『無門関』;説明される『無門関』;曹洞宗を離れて、臨済宗へ戻る『無門関』)
- 5 近現代の『無門関』—禅籍の大物確定(刊行に見える実践と研究の二面;『無門関』提唱—現代禅の結晶;禅の外の『無門関』)
「BOOKデータベース」 より