プルーストから村上春樹へ : 「時間」で読み解く世界文学

書誌事項

プルーストから村上春樹へ : 「時間」で読み解く世界文学

岡本正明著

(幻冬舎ルネッサンス新書, 197, [お-8-1])

幻冬舎メディアコンサルティング , 幻冬舎 (発売), 2020.1

タイトル別名

20世紀文学と時間

プルーストから村上春樹へ : 時間で読み解く世界文学

タイトル読み

プルースト カラ ムラカミ ハルキ エ : 「ジカン」デ ヨミトク セカイ ブンガク

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注記

「20世紀文学と時間」(近代文藝社 2009年刊)の改題、改訂

叢書番号お-8-1はブックジャケットによる

時間参考文献: p203-217

内容説明・目次

内容説明

20世紀の文学は「時間」を、事実の連鎖としての「外的時間」ではなく、個人の心の持続性を表す「内的時間」として描くことを始めた。著者はこれを文学による「時間の発見」と捉え、その口火を切ったのはプルースト、ジョイスであったとする。第一部では、英米の作家を中心に、文学における時間の主題化を心理学的・哲学的アプローチで掘り下げ、第二部では美学上の問題に焦点を当て、ガルシア=マルケスやカフカなど、より幅広いエリアの作家を分析していく。そして20世紀を締めくくる作家として、村上春樹を取り上げ、彼が生み出した独自の時間表現の世界を読み解いていく。

目次

  • 第1部 二十世紀文学と時間(花咲く時間文学;永続性—プルーストのほうへ;過去と現在の同時的共存—フォークナーのほうへ;時間の相対性—トーマス・マンのほうへ;時間の非連続性—サルトルのほうへ;祝祭的時間(間主観的状況における時間の非日常性)—ロレンスのほうへ;死と時間(時間の有限性と不可逆性)—リルケのほうへ;結びにかえて—二十世紀後半の文学における時間)
  • 第2部 続・二十世紀文学と時間(方法としての時間;物語の時間;人物の生きる内的時間;具体的な作品に即して)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB30529027
  • ISBN
    • 9784344927131
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    217p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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