精神疾患と心理学
著者
書誌事項
精神疾患と心理学
みすず書房, 2020.4
- : 新装版
- タイトル別名
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Maladie mentale et psychologie
- タイトル読み
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セイシン シッカン ト シンリガク
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注記
原著第3版の翻訳
精神医学史年表: p155-156
内容説明・目次
内容説明
「ここで二つの問いが問われる。どのようなふうにして、われわれの文化は、病に逸脱の意味を与え、排除されるべきものとしての地位を、病人に与えるようになったのであろうか。それにもかかわらず、社会が自らの姿をそこにみとめようとしない病のかたちの中に、じつは社会がかえって自らを表現しているというのは、どういういきさつによるのであろうか。」その後の理論展開を準備した、フーコーの最初の著書。第一部「病の心理学的次元」では、精神病理学を形成してきた三つのアプローチを紹介しながら、その基盤に対して認識論的批判を行う。さらに、第二部「狂気と文化」では、狂気をその文化自体のポジティヴな表現と説き、ヨーロッパの歴史をたどり、その研究の新たな方法を論じる。「哲学入門」というシリーズの一つとして刊行された、最良のフーコーへの入門書。
目次
- 精神の医学と身体の医学
- 第1部 病の心理学的次元(病と進化発達;病と個人の生活史;病と実存)
- 第2部 狂気と文化(精神疾患の歴史的形成;総体的構造としての狂気)
- 結論
「BOOKデータベース」 より