乳房再建
著者
書誌事項
乳房再建
(小学館文庫)
小学館, 1998.3
- タイトル読み
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ニュウボウ サイケン
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内容説明・目次
内容説明
子供をプールに入れるために水着に着替えていて、胸のしこりに気がついた。三十三歳だった。「おっぱい、つくってあげようか」それが形成外科医の夫の、乳がん宣告の言葉だった。当時まだ珍しかった「乳房再建術」。片方の乳房を切除し、腹部の脂肪を移植して、新しい乳房を造る大手術である。「下手に造ったら、お前が一緒にお風呂に入ってくれなくなるから、うまーく造るよ、心配ないよ」夫はにこにこして言った…。患者と主治医、そして夫と妻という関係を通して、乳がん患者のクオリティ・オブ・ライフの問題を投げかける感動の闘病体験記。
目次
- 1章 「乳房、取ることになったよ」—しこり
- 2章 「手術室で会おうね」—入院
- 3章 「おっぱい、いいの、造ったよ」—術後
- 4章 「使わないから、痛いんだ」—リハビリ
- 5章 「甘えてんだよ」—退院
- 6章 「幸せに逝かしてやろうぜ」—母の胃がん
- 7章 「有刺鉄線で絞められるか?」—母の死
- 8章 「お前、温泉にはいれる?」—七年後
- 9章 「乳房再建手術は健康保険が効かないんだ」—克服
- 10章 「主人が造った乳房です」—予感
- 11章 「形成外科医の妻として」—あとがきにかえて
- 付記 乳房再建手術を受けた妻から形成外科医の夫への二十三の質問—乳房再建の現状と今後
「BOOKデータベース」 より