科学の人種主義とたたかう : 人種概念の起源から最新のゲノム科学まで
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書誌事項
科学の人種主義とたたかう : 人種概念の起源から最新のゲノム科学まで
作品社, 2020.6
- タイトル別名
-
Superior : the return of race science
- タイトル読み
-
カガク ノ ジンシュ シュギ ト タタカウ : ジンシュ ガイネン ノ キゲン カラ サイシン ノ ゲノム カガク マデ
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注記
原著 (c2019) の翻訳
参考文献: 巻末pxviii-xxxix
内容説明・目次
内容説明
人種は、権力によって形づくられ、科学によって根拠付けられ、数百年にわたって信じられてきた—。第二次世界大戦中のナチによる凄惨な虐殺の後、科学の人種主義は姿を消したかにみえた。しかし、人種主義は新たなる危機となって再来する…。人種概念の起源、優生学の歴史をたどり、最新のゲノム科学とそれを巧みに利用する人種主義者の現状までも論じる科学ルポルタージュ。科学の仮面をかぶった人種主義に、世界を代表するサイエンスライターが立ち向かう!
目次
- 太古の昔—私たちはヒトという一つの生物種なのか、違うのか?
- イッツ・ア・スモール・ワールド—科学者はどうやって人種の物語に入り込んだのか?
- 科学的偽善売教—人種は改良されうるのだと考え、科学者はみずからの人種を改良する方法を探した
- 仲間内で—戦後、知的人種主義者は新しいネットワークを築きあげた
- 人種現実主義者—人種主義を再び社会的に認めさせる
- 人間の生物多様性—二一世紀に人種はどのようにブランド再生されたか
- ルーツ—新しい科学研究に照らし合わせると、人種はいま何を意味するのか
- 起源の物語—科学的事実がつねに重要にならないのはなぜか
- カースト—一部の人種はほかの人種よりも賢いのか?
- 黒人用医薬—人種別化した薬がなぜ効かないか
- 奇術師—生物学的決定論のウサギ穴に落ちて
「BOOKデータベース」 より