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検証消費課税論

富岡幸雄著

中央経済社 , 中央経済グループパブリッシング (発売), 2020.6

タイトル別名

消費課税論 : 検証

タイトル読み

ケンショウ ショウヒ カゼイロン

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内容説明・目次

内容説明

著者自身が身をもって、直接に体験し行動してきた消費税への抵抗の激しい闘いの40年を超える歩みにおいて、税制公正化の実現に魂を燃焼させた「経験的反消費税闘争史」。独創的に構築した税務会計学の基本原理に基づく学理的主張を基盤として、税制改革論議のステージにおいて、民主主義社会における本来的な税財政のあり方について所見を展開。消費税導入後30年の国民からの収奪により消費が低落し、消費税率のアップの度ごとに経済は大きなダメージを受け、貧困と格差が深刻化し、社会の分断化が進行してきた実相を解明。激動している消費税の歴史的推移に従い、大平政権の一般消費税との闘い、中曽根政権の売上税案を廃案にした闘い、竹下政権の消費税導入謀略との激しい闘いの状況を証言。世論の反発により参議院で消費税廃止法案の可決、細川政権の「国民福祉税」騒動の真相、橋本政権による消費税増税の実施、安倍政権による2回にわたる増税の実施を検証。

目次

  • 第1部 消費税をめぐる官民の葛藤と相剋の系譜—「国民だまし」の象徴としての最大の政治謀略
  • 第2部 大平政権の一般消費税導入構想との闘い—公債発行を懸念し財政再建を意図し挫折
  • 第3部 中曽根政権の売上税法案を廃案にした闘い—税制構造の改悪化と対決して勝利した歴史
  • 第4部 竹下政権の消費税導入謀略との懸命な闘い—政治家による“国民だましの税制”の淵源
  • 第5部 世論の反発により参議院で消費税廃止法案が可決—導入された消費税が廃止か見直しかで動揺
  • 第6部 細川政権による「国民福祉税」騒動の真相—財政当局による税率アップの老獪な策謀
  • 第7部 橋本政権による5%への引き上げの実施—村山政権が決めた「背信」の増税を実行
  • 第8部 民主党政権が構築した消費税増税の路線—強硬に反対してきた政党が逆転して増税推進に変節
  • 第9部 「社会保障と税の一体改革」は欠陥法制—「一体改革」とは名ばかりで消費税増税に収斂
  • 第10部 安倍政権による消費税の増税実施での混迷—デフレ再来要因の消費税増税の対応に苦悩
  • 第11部 消費税制をめぐる税財政策の論点の検証—極小化が望ましく基幹税にしてはならない

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB30889419
  • ISBN
    • 9784502338311
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    [東京],東京
  • ページ数/冊数
    xvii, vii, 705p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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