神々は真っ先に逃げ帰った : 棄民棄兵とシベリア抑留
Author(s)
Bibliographic Information
神々は真っ先に逃げ帰った : 棄民棄兵とシベリア抑留
人文書院, 2020.5
- Other Title
-
The gods left first : the captivity and repatriation of Japanese POWs in Northeast Asia, 1945-1956
- Title Transcription
-
カミガミ ワ マッサキ ニ ニゲカエッタ : キミン キヘイ ト シベリア ヨクリュウ
Available at / 87 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
文献: p280-286
原著 (The Regents of the University of California, c2013) の全訳
Description and Table of Contents
Description
著者は歴史家として、シベリア抑留を北東アジアの歴史と地政学のなかに置き直し、分析に有効な例として香月泰男、高杉一郎、石原吉郎を選び出した。苛酷な抑留体験をした彼らの戦中戦後を感性鋭くたどりながら、喪失の意味をさぐる。国家が責任をとらずに、特権階級だけが真っ先に難を逃れる構造はいまもかわらない。
Table of Contents
- 序章 神々は真っ先に逃げ帰った
- 第2章 歴史の中のシベリア抑留
- 第3章 香月泰男とラーゲリの世俗的世界
- 第4章 苦しんで得られた知—高杉一郎とシベリアの「民主運動」
- 第5章 石原吉郎—最も良き私自身帰っては来なかった
- 終章 藤原てい—引揚者たちの苦難
- 付表 何人捕われ、何人死んだか?
by "BOOK database"