生命の経済 (エコノミー)
著者
書誌事項
生命の経済 (エコノミー)
(極東証券寄附講座, . 生命の教養学||セイメイ ノ キョウヨウガク ; 16)
慶應義塾大学出版会, 2020.6
- タイトル別名
-
生命の経済
- タイトル読み
-
セイメイ ノ エコノミー
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注記
奥付の責任表示: 慶應義塾大学教養研究センター・西尾宇広編
文献あり
内容説明・目次
内容説明
「生命」の意味を限りなく広く捉えていく「生命の教養学」。今回のテーマは「生命の経済」。私たちが生きていくために経済は欠かせない。しかし、ときに私たちの生命そのものが経済のプロセスに組み込まれ、その手段として利用されることもある。そんな生命と経済の密接で危うい関係に、科学哲学、ケミカルバイオロジー、臨床心理学、行動経済学、環境化学、数理ファイナンス、政治人類学、政治哲学、ジェロントロジー、イギリス近世史、フランス文学といったさまざまな角度からアプローチし、問題の核心を読み解いていく。
目次
- 「生命の経済」という視点からみた人間の特異性—「協力の哲学」に向けて
- 1 心と体の経済学(なぜ体は“無駄”だらけなのか?—タンパク質の翻訳後修飾;心的エネルギーのダイナミズム—“無意識”に光をあてる;行動経済学とビッグデータから探るヒトの意思決定と行動—脳に埋め込まれた過去の遺物を理解し、よりよい行動を起こさせるには?)
- 2 生と死の経済学(生と死と環境基準;生きるリスクと死ぬリスク—寿命と向き合うファイナンス;動物の生死と人類—屠畜と肉食の文化人類学)
- 3 互助と互恵の生物学(互恵的な社会が生まれるまで—アリストテレスに学ぶ政治と経済;誕生と加齢の経済学—社会はなぜ助け合うのか?;生命の経済史—資本主義と公共善;生命から学ぶ社会の成長と消費—バタイユ「全体経済」再考)
「BOOKデータベース」 より