フライシャー兄弟の映像的志向 : 混淆するアニメーションとその空間
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フライシャー兄弟の映像的志向 : 混淆するアニメーションとその空間
水声社, 2020.6
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The Fleischer Brothers
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フライシャー キョウダイ ノ エイゾウテキ シコウ : コンコウ スル アニメーション ト ソノ クウカン
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Note
博士論文 (明治学院大学) に大幅な加筆と修正を加えたもの
参考文献: p263-270
参考作品: p271-277
フライシャー兄弟年表: p283-286
Description and Table of Contents
Description
実写映像のトレースによって描かれたアニメーション、実写の人物とアニメーション・キャラクターの直接的なやりとり、ミニチュアの舞台装置の中で動く漫画絵—“実写”と“アニメーション”のはざまに描き出されたフライシャー兄弟の美学とはいかなるものだったのか?「ベティ・ブープ」や「ポパイ」による成功の傍ら、混淆する映像空間に拓かれたフライシャー・アニメーションの創造力を、1920〜30年代アメリカの社会・文化状況、映像制作技術、さらには現代日本のアニメーションへも射程を広げながら展望する。
Table of Contents
- 序章 フライシャー兄弟の映像的志向
- 第1章 フライシャー兄弟とその作品
- 第2章 「インク壺」シリーズにおける異なる空間の隣接
- 第3章 動きの次元における異質なものの混淆—キャロウェイ三部作のロトスコープ映像
- 第4章 ステレオプティカル映像における階層性と質感の不統一—「ポパイ」スペシャル版とアラビア的空間
- 第5章 映像的志向性の帰結するところ—『ガリヴァー旅行記』と『バッタ君町に行く』
- 終章 混淆する映像の系譜と二項対立の撹乱—フライシャーの映像的志向性が示すもの
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