ボローニャの吐息
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ボローニャの吐息
(小学館文庫, う13-2)
小学館, 2020.4
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ボローニャ ノ トイキ
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Note
2017年刊の加筆修正
ラッファエッロの「聖母画」数奇な盗難事件ほか、イタリアの日常にひそむ15の人間ドラマを収録。在伊40年余の著者が、イタリア人の血の中に流れる美意識を描いた随筆集。作家・森まゆみの解説を加えて文庫化。
Description and Table of Contents
Description
「飛び散った赤や黄色、緑にピンクの絵の具の染みの向こうに、カプリ島の海が輝き、カザティエッロの滋味が舌先に蘇る。世紀の抱擁に身を包まれる」…。古代ローマから息づくイタリア人の美意識を描く傑作随筆集。ブックフェアで賑わうボローニャで過去の二つの悲劇に想いを馳せる表題作、雨に沈むヴェネツィアで回顧するピアニストの人生「雨に連れられて」、北イタリアの結婚事情と披露宴で出会った不思議な光景「流浪の人」、ラッファエッロの絵の数奇な運命をたどる「それでも赦す」ほか。日伊往来四十年余の著者が描く全十五話。
Table of Contents
- ミラノの髭
- 見ている
- 甘くて、苦い
- 雨に連れられて
- キス
- 風を聞く
- 赤い汗
- ゆらり、ゆらり
- 緑の海
- 流浪の人
- 色に舞う
- ハッピー・バースデー・トゥー・ユー
- それでも赦す
- ボローニャの吐息
- イタリア、美の原点
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