食(メシ)の記号論 : 食は幻想か?
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食(メシ)の記号論 : 食は幻想か?
(叢書セミオトポス, 15)
新曜社, 2020.6
- タイトル読み
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メシ ノ キゴウロン : ショク ワ ゲンソウ カ
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注記
レヴィ=ストロース「料理の三角形」や、食べないこと、家庭料理、ヘボ(スズメバチ)追いなどを題材に、食をめぐるさまざまな話題を論じる。2018年に開催された日本記号学会第38回大会を元に書籍化。
収録内容
- 食べないことの哲学ラフスケッチ / 檜垣立哉著
- 「手作り」とは何か? / 久保明教著
- 第1セッション「食の原点と現在」を終えて / 河田学著
- マンガが描く食 / 吉村和真, おおひなたごう述 ; 佐藤守弘問題提起+司会
- 「ヘボ追い」から全体討論へ / 秋庭史典著
- 「ヘボ追い」ってなに? / 山口伊生人著
- 食の両義性 / 室井尚司会
- モンスターに触れること / 大﨑智史著
- 批判的常識主義に基づくパースの知覚論 / 佐古仁志著
- 〈モニュメント〉という記述方法 / 瀧健太郎著
内容説明・目次
内容説明
食べることはなぜこれほどまでに「めんどう」なのか?食べるとは生きているもの、死んだもの、腐ったものを喰らうこと。このみもふたもない現実(自然)を覆い隠すためにひとはさまざまな工夫(文化)をこらす。レヴィ=ストロース「料理の三角形」から、食べないこと、家庭料理、「目玉焼きの食べ方」、「ヘボ(スズメバチ)追い」などまでを題材に、「食の記号論」を大展開。
目次
- 第1部 食の現在(食べないことの哲学 ラフスケッチ—『食べることの哲学』の余白に;「手作り」とは何か?—家庭料理のアクターネットワーク論;第1セッション「食の原点と現在」を終えて)
- 第2部 マンガが描く食(マンガが描く食—『目玉焼きの黄身いつつぶす?』と行為としての“食べること”)
- 第3部 食の両義性(「ヘボ追い」から全体討論へ;「ヘボ追い」ってなに?;全体討論 食の両義性)
- 第4部 記号論の諸相(モンスターに触れること—『キング・コング』における特殊効果のリアリティ;批判的常識主義に基づくパースの知覚論—直接知覚と間接知覚をつなぐ二重のアブダクション;“モニュメント”という記述方法—二〇〇〇年代のクシシュトフ・ヴォディチコ)
「BOOKデータベース」 より