北の河
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書誌事項
北の河
(P+D books)
小学館, 2020.6
- タイトル読み
-
キタ ノ カワ
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注記
文春文庫 1976年刊の再刊
収録内容
- 北の河
- 夏の日の影
- 霧の湧く谷
- 浅い眠りの夜
内容説明・目次
内容説明
昭和20年、すでに夫を喪い、家も戦火に焼かれてしまった母子が、遠縁を頼って東北の寒村に身を寄せる。だが、そこは安住の地ではなかった。頼るべき知己もおらず、終戦後は都会に戻るという希望も断ち切られ、迫りくる厳しい冬を前に、母は自ら死を選ぶ…。ノンフィクション作品のような感情を抑えた筆致が、かえって読む人の想像を掻き立てる。第54回芥川賞に輝いた表題作のほか、やはり身近な人の死をテーマにした「夏の日の影」「霧の湧く谷」、大学の二部に通う学生たちの葛藤を描いた「浅い眠りの夜」の三篇を収録。
「BOOKデータベース」 より