黒い雨に撃たれて : 二つの祖国を生きた日系人家族の物語
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黒い雨に撃たれて : 二つの祖国を生きた日系人家族の物語
慶應義塾大学出版会, 2020.7
- 上
- タイトル別名
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Midnight in broad daylight
- タイトル読み
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クロイ アメ ニ ウタレテ : フタツ ノ ソコク オ イキタ ニッケイジン カゾク ノ モノガタリ
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注記
原タイトル:Midnight in broad daylight
ワシントン州シアトルで、広島出身の両親のあいだに生まれたハリーは、父の死後、広島に移住するが、日本に馴染めず、1938年に帰米。ところが、アジア太平洋戦争勃発に伴い、強制収容所に収監され…。
内容説明・目次
内容説明
ワシントン州シアトルで、広島県出身の父・克二と母・キヌのあいだに4男1女の次男として生まれたハリーは、父・克二の死後、母キヌと兄弟・姉とともに広島に移住するが、日本に馴染めず、1938年に帰米。ところが、1941年アジア太平洋戦争勃発に伴い、一年後にハリーの後を追って帰米した姉のメアリーとともに、アリゾナ州のヒラ・リバー強制収容所に収監される。一方、ハリーの兄ヴィクターと弟のピアス、フランクは母とともに広島に残った。太平洋戦争前に召集を受けたヴィクターだけでなく、やがて彼ら三人ともが帝国陸軍に召集される運命にあった。日米開戦によって二つの祖国のあいだで身を引き裂かれた日系人の生を描く壮大な歴史絵巻。
目次
- 1 アメリカに生まれ、二つの文化で育つ(オーバーンの故郷にて;ヒロシマでの束の間の滞在;受難の始まり;大恐慌;象牙色の骨と鉛色の灰)
- 2 二つの国を漂う(日の出る国;悲しい帰郷;広島にかかる靄;ロサンゼルスでのパニック;グレンデールから広島に流れる沈黙)
- 3 銃後の戦い(カリフォルニアでの監禁生活;帝国の銃後の人々;アリゾナの砂嵐;ミネソタの穏やかな冬;メアリーの北極星;広島での配給生活とスパイ扱い)
「BOOKデータベース」 より