若者のアイデンティティ形成 : 学校から仕事へのトランジションを切り抜ける

著者

    • Côté,James E.
    • Levine,Charles G.
    • 河井, 亨 カワイ, トオル
    • 溝上, 慎一 ミゾカミ, シンイチ

書誌事項

若者のアイデンティティ形成 : 学校から仕事へのトランジションを切り抜ける

ジェームズ・E.コテ著 ; チャールズ・G.レヴィン著 ; 河井亨訳 ; 溝上慎一訳

東信堂, 2020.7

タイトル読み

ワカモノ ノ アイデンティティ ケイセイ : ガッコウ カラ シゴト エノ トランジション オ キリヌケル

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注記

原タイトル:Identity formation,youth,and development

構造的障壁を課す社会構造と戦略的対応を求める文脈を前にして、人生をプロアクティブに切り抜けるには。若者のトランジションの問題の複雑さを、家族・友人・学校や社会状況などの要素と実態データを結びつけて解説する。

内容説明・目次

内容説明

個人化するアイデンティティ形成の時代—人生の目的と展望を築き、いかに行動を起こすか?伝統が揺らぎ、制度と規範が不安定化する後期近代、人生の目標を個人で設定して達成することが強制されている。人生は個人化する人生プロジェクトとなり、学校から仕事・社会へのトランジションは流動化し、複雑で不確実な相貌を剥き出しにする。構造的障壁を課す社会構造と戦略的対応を求める文脈を前にして、人生をプロアクティブに切り抜けることはいかにして可能か?若者のアイデンティティ形成をめぐる知の土台をセットする!

目次

  • 第1部 アイデンティティの問いの哲学的概念的ルーツ(永遠の問いから現在の理論へ;文化と歴史—現在の経験がいかに過去と異なるのか;アイデンティティとその形成の社会心理学)
  • 第2部 後期近代—個人化プロセスへの文脈的適応(道徳的推論—個人化されたアイデンティティの関係論的基盤;プロアクティビティ—アイデンティティ形成におけるエージェンシー;アイデンティティ資本—後期近代社会への戦略的適応)
  • 第3部 成人期へのトランジション—発達的文脈主義を後期近代へ適用する(自己発達とアイデンティティ形成への最近の科学的アプローチ;後期近代社会におけるアイデンティティ形成の諸文脈;アイデンティティ形成と人間発達の可能性)

「BOOKデータベース」 より

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