日本書紀に秘められた古社寺の謎 : 神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

書誌事項

日本書紀に秘められた古社寺の謎 : 神話と歴史が紡ぐ古代日本の舞台裏

三橋健編

ウェッジ, 2020.7

タイトル読み

ニホン ショキ ニ ヒメラレタ コシャジ ノ ナゾ : シンワ ト レキシ ガ ツムグ コダイ ニホン ノ ブタイウラ

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注記

参考文献: p220-223

内容説明・目次

内容説明

古代、神社とは、まつりごと=政治の中枢であり、天皇や豪族は神を祀る祭司の役割も担っていた。また、寺院も政治と権力の装置として機能していた。こうしたことを証言するのが『日本書紀』である。そこに登場する古社寺はいつ何のために建てられたのか?歴史や信仰の世界でどんな影響を与えたのか?『日本書紀』編纂1300年のいま、謎解き風に迫る!

目次

  • 第1章 ヤマト王権を確立させた知られざる大神社の秘史(日本最古の神社・大神神社—ヤマト王権発祥地の深層;アマテラスと巫女たちの聖地・伊勢神宮—最初はいったいどこにあったのか;神宝と古代祭祀の古社・宗像大社—なぜ「絶海の孤島」が重視されたのか;ヤマトタケル伝説の原郷・熱田神宮—草薙剣を呼び寄せた尾張氏の霊剣信仰)
  • 第2章 古代の伝説・事件の舞台となった社寺の謎(オオクニヌシ王国の遺産・出雲大社—崇神朝の神宝事件が語る国譲り神話の真実;新羅の王子アメノヒホコを祀る・出石神社—渡来人がもたらした「神宝」とは何だったのか;仲哀天皇の悲劇の舞台・香椎宮—神功皇后の伝承と九州の聖母信仰をめぐる謎;河内王朝の記憶・住吉大社—神功皇后伝説と王朝交代説の交点;飛鳥の争乱の残影・山田寺—蘇我倉山田石川麻呂の悲劇と仏頭の流転)
  • 第3章 飛鳥の古寺・廃寺の正体(日本最初の寺・豊浦寺—蘇我氏対物部氏の崇仏・廃仏論争の真実;蘇我氏の栄光のシンボル・飛鳥寺—蘇我氏の興亡を見据えた飛鳥大仏;斑鳩に出現した日本的仏教の原点・法隆寺—本当に聖徳太子が建てたのか;消えた巨刹・大官大寺—藤原京にそびえた九重塔の威容;天武・持統天皇ゆかりの古寺・薬師寺—朝廷が薬師信仰を積極的に受け入れた意外な背景)
  • 第4章 なぜか日本書紀が語らない有名古社寺の謎(八幡信仰の本源・宇佐神宮—記紀が沈黙する八幡神の正体;異界信仰の霊地・熊野三山—じつはつながっていた神武伝説と熊野詣;記紀が書けなかった京都の古社寺—上賀茂神社、下鴨神社、松野尾大社、六角堂)

「BOOKデータベース」 より

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