「毒虫」詩論序説 : 声と声なき声のはざまで
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書誌事項
「毒虫」詩論序説 : 声と声なき声のはざまで
ふらんす堂, 2020.7
- タイトル別名
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毒虫詩論序説 : 声と声なき声のはざまで
- タイトル読み
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ドクムシ シロン ジョセツ : コエ ト コエ ナキ コエ ノ ハザマ デ
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収録内容
- 「毒虫」詩論序説
- どこかに美しい人と人との力はないか
- 渚に立つ詩人
- 夢の死を燃やす
- 金時鐘に躓く
- 黒曜石の言葉の切っ先
- 花の姿に銀線のようなあらがいを想う
- 「光跡」を追う旅
- 二月に煌めく双子の星
- 「世界」の感触と動因
- 共に問いかけ続けてくれる詩人
- 苦しみと悲しみを見据える石牟礼道子の詩性
- 現在の空虚に放電する荒々しい鉱脈
- 「にんごの味」がみちている
- 日本人が聞き届けるべき問いかけ
- 新たな「共同性」を希求する声
- 「世界の後の世界」の美しさを信じよう
- この青からより青なる青へ
- 魂深くから聞こえる月母神の声
- 危機感と絶望の中で自身の実存を守るために
- タブーと向き合えない弱さ
- 透明な武器で撃つ
- しんぶん赤旗「詩壇」〈二〇一八年一月~二〇一九年十二月〉
内容説明・目次
内容説明
声と声なき声のはざまで、詩人とはなにかを問い続ける。深淵へと傾斜していく世界、戦争への危機意識の下「一匹の毒虫」となることを決意した詩人、渾身の評論集。
目次
- 1 論考(「毒虫」詩論序説—二〇一五年安保法案可決以後;どこかに美しい人と人との力はないか—五十六年後、茨木のり子を/から考える ほか)
- 2 エッセイ(花の姿に銀線のようなあらがいを想う—石原吉郎生誕百年;「光跡」を追う旅—二〇一四年初冬、福岡、柳川、長崎 ほか)
- 3 書評(苦しみと悲しみを見据える石牟礼道子の詩性—渡辺京二『もうひとつのこの世』・『預言の悲しみ』;現在の空虚に放電する荒々しい鉱脈—黒田喜夫詩文撰『燃えるキリン』 ほか)
- 4 時評(タブーと向き合えない弱さ—「表現の不自由展・その後」中止に寄せて;透明な武器で撃つ—京都朝鮮学校襲撃事件を中心に ほか)
「BOOKデータベース」 より