飛田残月
著者
書誌事項
飛田残月
(ちくま文庫, [く29-3])
筑摩書房, 2020.8
- タイトル読み
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トビタ ザンゲツ
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注記
中央公論社1980年3月刊 (1985年中公文庫) の文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
収録内容
- 飛田残月
- 雑草の宿
- 事件の夜
- 雲の花
- 木の芽の翳り
- 夜の聖像
- 憎悪の影
- 霧の顔
内容説明・目次
内容説明
飛田の旅館に出入りする私は、かつて亭主といきさつのあった娼婦・芳子と一晩をともにするが、そこで泥沼から這い上がろうとする女の狂おしくも悲しい復讐心にふれ—(「飛田残月」)。過去を秘めながら雑草のように身を寄せ合い生きる娼館の女たち。水面下で互いを守ろうとする静かな想いの正体は…(「雑草の宿」)。酷薄さとやさしさの溶けあう筆致で淪落の者たちへの愛を描き切った、直木賞作家による傑作八篇。
「BOOKデータベース」 より