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猿神

太田忠司著

幻冬舎, 2020.8

Title Transcription

サルガミ

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Note

自動車関連工場で、突如1人の社員による暴行事件が発生。彼は犯行後、失踪し行方不明に。同じ頃、工場内で奇妙な音が聞こえ始め、多くの社員が何かの姿を見て…。狂乱のバブル時代と自動車関連工場の絶望的狂気を描くホラー。

参考文献: 巻末

Description and Table of Contents

Description

バブル景気末期の1989年、S県。飯野電気喜里工場は、日本の代表的自動車会社アスカの最新フラッグシップモデルの照明部品の製造を受注する。品質管理課の塚田は連日、深夜残業と休日出勤を繰り返し身も心も疲弊していた。が、塚田だけではない、社員897名全員が厳しい納期と品質管理に汲々としていた。そんな中、突如1人の社員による工場内での暴行事件が発生。彼は犯行後、失踪し行方不明に。同じ頃、聞こえ始めた奇妙な音。機械の轟音あるいは耳鳴り、それとも得体の知れない動物の鳴き声か。その後さらに社内で連鎖する製造事故、暴行事件、自殺、突然死そして殺人。多くの社員が工場内で何かの姿を見る。あれは何だ?しかし取引先の製造ラインを止めないため最優先される納期。みな無言で続ける勤務。すべてがおかしい、狂っている。ある日、気が付けば工場内外、至るところ隈笹が繁茂していた…。

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Details

  • NCID
    BC02150727
  • ISBN
    • 9784344036499
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    281p
  • Size
    19cm
  • Classification
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