東北地方北部における縄文/弥生移行期論 The Jomon‐Yayoi Transition in Northern Tohoku Region
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書誌事項
東北地方北部における縄文/弥生移行期論
雄山閣, 2020.7
- タイトル読み
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トウホク チホウ ホクブ ニ オケル ジョウモン ヤヨイ イコウキロン
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注記
土器文化、居住・交易システム…。暦年代とそれを踏まえての近年の研究動向をもとに、東北地方北部における縄文時代から弥生時代への「移行」がどのように描き直されつつあるのか、そして再構築されるべきかについて論じる。
文献:p243〜264
内容説明・目次
内容説明
西日本で水田稲作が始まった弥生時代のはじめ、東北北部では縄文晩期の亀ヶ岡文化が栄えていた。本書では土器文化・居住・交易の三つの観点から、縄文晩期の文化および社会が弥生時代のものへと移行した過程について論じ、「縄文/弥生移行期」における地域的特質を明らかにする。筆者が実際に関わった遺跡発掘調査の成果と共に、豊富な遺跡・遺構の集成図表を収録。
目次
- 序論(東北北部における縄文/弥生移行期論の枠組み;亀ヶ岡社会の変質と移行期論の射程)
- 第1部 土器文化の移行(東北北部における「遠賀川系土器」の再検討;砂沢式土器の研究;二枚橋式土器の研究)
- 第2部 居住システムの移行(縄文/弥生移行期の居住システムをめぐる言説とその年代;大型住居跡からみる縄文/弥生移行期の継続性;遺跡群動態から見た居住形態の移行;縄文/弥生移行期の集住システムとその背景)
- 第3部 交易システムの移行(赤色顔料利用形態からみる交易システムの移行;東北北部における碧玉製管玉)
- 総論(土器文化の移行;居住システムの移行;交易システムの移行;おわりに)
「BOOKデータベース」 より