九津見房子、声だけを残し

書誌事項

九津見房子、声だけを残し

斎藤恵子 [著]

みすず書房, 2020.8

タイトル別名

九津見房子声だけを残し

タイトル読み

クツミ フサコ、コエ ダケ オ ノコシ

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注記

主要引用文献: p291-293

内容説明・目次

内容説明

日本初の女性社会主義団体赤瀾会を結成、多くの労働運動や産児制限運動に参加し、治安維持法初の女性検挙者となり、ゾルゲ事件に連座した九津見房子(くつみ・ふさこ1890‐1980)。社会主義のために自らの良心に従って生きつづけた九津見房子の生涯は、しかし、あまり知られていない。ひたすら行動し、非合法の政治活動ではメモも残さないようにしていた。本書は、文を残していない九津見房子の生涯と活動、その思いなどを、晩年の聞き書きや長女の著書はじめ、多くの関連資料を読み込んで再構成するものである。今では顧みられることの少ない、社会主義のために行動した女たちの一端を映す。

目次

  • 1 社会主義へ(生い立ち;母うた ほか)
  • 2 労働運動のころ(出口王仁三郎;印刷工になる ほか)
  • 3 非合法の運動へ(労働運動から離れる;地下生活へ ほか)
  • 4 ゾルゲの仕事、戦後(宮城与徳;検挙 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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