自由なき世界 : フェイクデモクラシーと新たなファシズム

書誌事項

自由なき世界 : フェイクデモクラシーと新たなファシズム

ティモシー・スナイダー著 ; 池田年穂訳

慶應義塾大学出版会, 2020.3

タイトル別名

The road to unfreedom : Russia, Europe, America

タイトル読み

ジユウ ナキ セカイ : フェイク デモクラシー ト アラタ ナ ファシズム

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注記

原著(2018)の全訳

内容説明・目次

内容説明

トランプはなぜ大統領になれたのか—。2010年代、ロシアに起こった富者による支配を正当化する権威主義体制は東から西へと広まった。それを助けたのは、ロシアによるウクライナ侵攻と、ヨーロッパやアメリカに対するサイバー戦争である。ロシアは、世界中のあらゆる場所に、ナショナリストやオリガルヒ、急進派の協力者を見出し、西側の制度や国家、価値観を解体したいというその欲望は、西側自体のなかにも共鳴者を見出してゆく。ポピュリズムの隆盛やイギリスのEU離脱(ブレグジット)、ドナルド・トランプ大統領誕生はいずれもロシアが目標とするものだったが、それらが達成できたのは西側社会や民主主義自体の脆弱さが露見したのだとも言える。民主主義や法による支配を脅かす、新たなファシズムの台頭に警鐘を鳴らす『暴政』の姉妹篇。

目次

  • 第5章 真実か嘘か(二〇一五年)
  • 第6章 平等か寡頭政治か(二〇一六年)

「BOOKデータベース」 より

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