住民運動と行政権力のエスノグラフィ : 差別と住民主体をめぐる「京都論」

書誌事項

住民運動と行政権力のエスノグラフィ : 差別と住民主体をめぐる「京都論」

山本崇記著

(静岡大学人文社会科学部叢書, 70)

晃洋書房, 2020.3

タイトル別名

差別と住民主体をめぐる京都論

タイトル読み

ジュウミン ウンドウ ト ギョウセイ ケンリョク ノ エスノグラフィ : サベツ ト ジュウミン シュタイ オ メグル 「キョウトロン」

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注記

参考文献一覧: p255-291

内容説明・目次

内容説明

差別/被差別関係(複合差別)として論じられてきた差別問題の歴史を辿り、そのリアリティに社会学(者)がどのように向き合い、別様な関係性(共同性)を立ち上げていけるのか。部落問題と在日朝鮮人問題が、都市下層社会のなかでいかように立ち現れ、行政権力がどのように差別、当事者団体、地域社会を変容させていくのか。本書はその問いを詳細に抉る。

目次

  • 本書における方法論的課題
  • 第1部 都市下層社会と差別の変容—分断と横断の地域社会史(高度経済成長期における同和地区とスラムの形成;スラム対策と住民運動の生成過程;キリスト教系社会事業の位置と「地域化」という戦略;「不法占拠地域」における住民運動の条件—同和地区/スラムからの空間的分断;都市下層社会における住民主体の論理と構造—行政権力とコミュニティ)
  • 第2部 行政権力の動態と住民主体の行方—差別是正のパラドックスのなかで(同和行政における執行規準の発動メカニズム—行政権力による画一化と「逸脱」;拘束する制度と規範化—住宅地区改良事業と隣保事業という重石;同和行政「廃止」のポリティクス—「同和」(「隣保」)から「多文化共生」へ;地域社会における住民主体の行方—エリアマネジメントから大学移転のまちづくりへ)
  • 地域社会の自立を描くエスノグラフィに向けて

「BOOKデータベース」 より

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