書誌事項

中年危機

河合隼雄著

(朝日文庫, [か23-12])

朝日新聞出版, 2020.9

タイトル別名

中年クライシス

タイトル読み

チュウネン キキ

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注記

「中年クライシス」(朝日文芸文庫 1996年刊)の改題

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

自我を確立し、社会的な地位を得たあと、人は何を求めて生きるのか。中年期になると人は「何かが足りない」と不可解な不安に駆られるものだ。夏目漱石、大江健三郎、山田太一など、日本文学の名作12編を読み解き、登場する中年たちの心の深層を探る。

目次

  • 人生の四季—夏目漱石『門』
  • 四十の惑い—山田太一『異人たちとの夏』
  • 入り口に立つ—広津和郎『神経病時代』
  • 心の傷を癒す—大江健三郎『人生の親戚』
  • 砂の眼—安部公房『砂の女』
  • エロスの行方—円地文子『妖』
  • 男性のエロス—中村真一郎『恋の泉』
  • 二つの太陽—佐藤愛子『凪の光景』
  • 母なる遊女—谷崎潤一郎『蘆刈』
  • ワイルドネス—本間洋平『家族ゲーム』
  • 夫婦の転生—志賀直哉『転生』
  • 自己実現の王道—夏目漱石『道草』

「BOOKデータベース」 より

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