平和学と歴史学 : アナキズムの可能性

書誌事項

平和学と歴史学 : アナキズムの可能性

戸田三三冬著

三元社, 2020.8

タイトル読み

ヘイワガク ト レキシガク : アナキズム ノ カノウセイ

注記

戸田三三冬の主要著作のうち、平和学、あるいは現代的な諸問題に関わるものと、イタリアのアナキストであるエッリーコ・マラテスタおよびイタリアの社会主義史、反ファシズム運動史に関わるものを収録する

戸田三三冬略歴: p568-569

収録内容
  • 平和の方法としてのアナキズム
  • 地球民主主義の芽
  • 地球市民への道
  • エンパワメントとエクスポージャーの平和学
  • もう一つの世界を求めて
  • "平和学"をめざして
  • ユートピアの実験
  • 南欧からの手紙エッリーコ・マラテスタをめぐることども
  • 一八七一年ナポリ青年群像
  • ナポリ《ラ・カムパーナ》考. その1
  • ナポリ《ラ・カムパーナ》考. その2
  • マテーゼ蜂起〈一八七七年〉とアンナ・イングレーゼのこと
  • チェルノブイリの年に
  • リビアとイタリア
  • 女性・エコロジー・第三世界
  • 反ファシズム青年群像素描
  • 第一次世界大戦とイタリアの戦後若者文化〈一九一八-一九二〇〉
  • ナポリ文書館生活素描
  • マラテスタ研究をめぐる史料状況素描〈一八七一-一八九一〉
  • 記憶の場ヴェントテーネとサント・ステファノ
内容説明・目次

内容説明

エッリーコ・マラテスタを中心とするイタリア社会主義(アナキズム)史の膨大な史料・文献に基づく緻密な先駆的研究の上に、「構造的暴力」と「積極的平和」、世界システム論、フェミニズム、「萃点の移動」、「四十億年の私の生命」、禅の呼吸、エンパワメントとエクスポージャー、ロングハウスデモクラシー、身土不二など、多様な考え方と実践を取り込み構想された平和学の中で、「いまここ」の「方法」としてアナキズムが描き出される。

目次

  • 第1部 地球市民の平和学(平和の方法としてのアナキズム—ひとつのデッサン;地球民主主義の芽;地球市民への道;エンパワメントとエクスポージャーの平和学;もう一つの世界を求めて;“平和学”をめざして;補遺1 夢—少数民族の人権・エコロジーとアナキズム;補遺2 ユートピアの実験—モンテヴィデオにおける共同体)
  • 第2部 ナポリ青年群像—エッリーコ・マラテスタ序章(南欧からの手紙 エッリーコ・マラテスタをめぐることども—一九七六年夏ミュンヘンにて;一八七一年ナポリ青年群像—エッリーコ・マラテスタ序章;ナポリ“ラ・カムパーナ”考;マテーゼ蜂起(一八七七年)とアンナ・イングレーゼのこと;チェルノブイリの年に;リビアとイタリア;女性・エコロジー・第三世界—南・北イタリアからの視点;反ファシズム青年群像素描—二〇世紀初頭のイタリア文化とグラムシ;第一次世界大戦とイタリアの戦後若者文化(一九一八‐一九二〇);ナポリ文書館生活素描;マラテスタ研究をめぐる史料状況 素描(一八七一‐一八九一);記憶の場 ヴェントテーネとサント・ステファノ;解題 戸田三三冬 その研究の軌跡—マラテスタ、アナキズム、そして平和学)

「BOOKデータベース」 より

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