民主化と労使関係 : インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流

書誌事項

民主化と労使関係 : インドネシアのムシャワラー労使紛争処理と行動主義の源流

水野広祐著

(地域研究叢書, 41)

京都大学学術出版会, 2020.9

タイトル読み

ミンシュカ ト ロウシ カンケイ : インドネシア ノ ムシャワラー ロウシ フンソウ ショリ ト コウドウ シュギ ノ ゲンリュウ

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注記

参考文献: p493-504

日本学術振興会より、科学研究費補助金研究成果公開促進費(学術図書19HP5149)の補助を得て刊行

内容説明・目次

内容説明

権威主義崩壊後、労働法制が改革されたインドネシア。その実態はどうか?団結権や行動権はどこまで確保され、法はどこまで執行されているのか。植民地期に遡る資料の渉猟と緻密な臨地調査を併せることで、労働運動のみならず広くインドネシア社会を特徴付ける、ムシャワラー(合議)と、一方で時に暴力を伴う行動主義の源流を探る。

目次

  • 「合議」と「全員一致」原則の現実と行方
  • 植民地期の労働問題と労働法
  • 独立後スカルノ期の労働法制と労使紛争処理
  • スハルト政権下の労働法制と労使紛争処理
  • 改革期の労働政策と労使組織
  • 改革期初期の労使紛争処理事例—激烈な紛争と大量解雇
  • 安定的労使関係の創出事例
  • 2003年労働力に関する法律第13号
  • インドネシアの労使紛争処理制度改革—2004年労使紛争処理に関する法律第2号を中心に
  • 労使関係裁判所制度下の労使紛争処理
  • グルブック・パブリク「工場捜査」を労働攻勢とアウトソーシング
  • 労働運動の発展と労使紛争処理制度
  • ムシャワラー・ムファカットと行動主義

「BOOKデータベース」 より

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