藤沢周平とどめの一文
著者
書誌事項
藤沢周平とどめの一文
(新典社新書, 81)
新典社, 2020.8
- タイトル別名
-
藤沢周平 : とどめの一文
- タイトル読み
-
フジサワ シュウヘイ トドメ ノ イチブン
大学図書館所蔵 全21件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
端正な文章で知られる藤沢周平の時代小説から「一文一段落」でしめくくられる七十三作品を取り上げ、その終わり方から作品を読み直す。鮮やかな幕切れを演出する末尾文が、いかにして読者にとどめを刺すのか。主に登場人物の描写で終わる一文を通じて、藤沢作品とそこに描かれたひとびとの魅力を紹介する。
目次
- おしのの、短い旅は終っていた。—(暗い繩)
- 疲れてかすんだ眼をこすり、清次は再び鑿をとり上げると、(略)—(闇の梯子)
- お吉はつぶやいたが、不意に自分も掌で顔を覆った。—(父と呼べ)
- 薄闇の中にいる男とは、遠い昔に別れていたのだ、とも思った。—(旅の誘い)
- その鳥たちのしあわせに、微かな妬ましさを感じながら、(略)—(霜の朝)
- 屋根を叩いていた時雨は、遠く去ったらしく、(略)—(時雨のあと)
- 耳に轟いて、題目の声が続いていた。—(穴熊)
- 耳を聾するばかりの時の声の中で、直太も寝たまま首をもたげ、(略)—(石を抱く)
- 達平は、まだ頭が痛かった。—(拐し)
- 橋の方から駆けてくるおようを指さしながら、おすまはそう言った。—(閉ざされた口)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より