書誌事項

一九四四年の東條英機

岩井秀一郎 [著]

(祥伝社新書, 612)

祥伝社, 2020.10

タイトル別名

1944年の東條英機

タイトル読み

1944ネン ノ トウジョウ ヒデキ

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注記

東條英機・略年譜: p217

参考文献: p218-226

内容説明・目次

内容説明

一九四四年、何が行なわれたか。昭和十九(一九四四)年二月二十一日、東條英機首相兼陸相は参謀総長に就任する。明治維新以来、首相・陸相・参謀総長を一人で担った人物はいない。陸軍はもちろん、内務省などにも人脈を張り巡らせた、長州閥の領袖・山県有朋ですら、なし得なかった。各所から反発・抵抗を受けるなか、東條はなぜ権力集中を強行したのか。本当に独裁者なのか。著者は、近代日本の矛盾を体現したのが「一九四四年の東條英機」であり、そこから「明治のシステム」の欠陥が読み解けるという。昭和史に新たな視点を持ち込み、これまでの東條像に一石を投じる意欲作。

目次

  • はじめに—日本近代史における一九四四年
  • 第1章 反長州閥の血 1855〜1913年
  • 第2章 栄達、そして開戦へ 1914〜1943年
  • 第3章 東條包囲網 1943年
  • 第4章 集中する権力 1944年
  • 第5章 崩壊 1944〜1945年
  • 終章 近代日本の限界
  • おわりに—スガモプリズンの痕跡

「BOOKデータベース」 より

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