数奇伝
著者
書誌事項
数奇伝
(講談社文芸文庫, [たAM1])
講談社, 2020.10
- タイトル別名
-
数奇伝
- タイトル読み
-
サッキデン
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注記
玄黄社 1912年刊を底本とし、大幅に再編集したもの
シリーズ番号はブックジャケットによる
年譜: p353-365
著書目録: p367-373
内容説明・目次
内容説明
著作のほとんどが発禁となったことで知られる叛骨の思想家。思わぬ病を得て歩行の自由を失い、余命の長からぬことを悟った彼が「生きながらの屍の上に自ら撰せる一種の墓誌」とすべく語る生い立ちは、まさに「数奇」というほかはない。幼少期に目にした土佐の民権運動、大阪や東京での勉学の日々、作州津山での灼熱の恋と別れ、ジャーナリズムの夜明けから大陸への渡航へ、従軍、筆禍での下獄…。近代日本人の自叙伝中の白眉。
目次
- すなわち凡人伝なり
- 記憶に遺れる幼時
- 臆病なりし少時
- 無言無形の伴侶
- 自由民権論の感化
- 郷関を出づ
- 病蓐の五年
- 水産伝習生
- 初恋
- 平凡な学校生活
- 銷魂記
- 自業自得の落魄
- 滬上の一年
- 従軍
- 始めて家あり
- 獄に下る
- 生のひこばえ
- 死の滅び
- 戦争と新聞
- 天鼓乱打
- 姑蘇の二年
- 病の衰え
- 足のなえ
- 痾を養う
- 終に病む
「BOOKデータベース」 より