文学国語入門
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書誌事項
文学国語入門
(星海社新書, 167)
星海社 , 講談社 (発売), 2020.10
- タイトル読み
-
ブンガク コクゴ ニュウモン
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内容説明・目次
内容説明
2022年から実施予定の高等学校学習指導要領(新指導要領)において、国語科は大幅な改革が断行されます。その目玉はマニュアルや契約書といった「実用的」な文章を役立てるための「論理国語」設置にあり、「文学国語」は軽視されるのでは、と受け止められました。しかし新指導要領には、国語科は「他者と社会の中での関わり方」の涵養が目標だと書かれています。それこそは、明治期に成立し「転スラ」にまで至る日本の「近代文学」が一貫して問い続けてきたものなのです。「私」が「社会」の中で「他者」と生きる手立てを理解するツールとしての「近代文学」。その読み方を学ぶため、まずは「文学」を「疑う」ところから始めましょう。
目次
- プロローグ 他者と生きる術を学ぶのが「文学国語」なら、それは「近代文学」の出番ではないか
- 第1章 「私」を疑う
- 第2章 「他者」を疑う
- 第3章 「物語」を疑う
- 第4章 「世界」を疑う
- 第5章 「作者」を疑う
- 第6章 「読者」を疑う
- 終章 結局、青葉真司はどんな小説を書けばよかったのか
「BOOKデータベース」 より