愛の渇き
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愛の渇き
(新潮文庫, 335,
新潮社, 2020.11
新版
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アイ ノ カワキ
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Note
解説: 吉田健一(昭和27年3月), 石井遊佳(令和2年8月)
1950(昭和25)年6月に新潮社より刊行されたものを文庫化したもの
"杉本悦子は、度重なる不倫で彼女を苦しめ続けた夫を亡くし、舅や夫の兄弟家族が住む別荘兼農園に身を寄せた。舅との肉体関係に陥った悦子だが、雇われ庭師の三郎に惹かれていく。しかし三郎には恋人がいて…。"--TRC MARCより
Description and Table of Contents
Description
杉本悦子は、度重なる不倫で彼女を苦しめ続けた夫を突如亡くし、舅の弥吉や夫の兄弟家族が住む別荘兼農園に身を寄せた。やがて舅との肉体関係に陥った悦子は、その骸骨のごとき手で体をまさぐられながらも、雇われ庭師、三郎の若い肉体と質朴な心に惹かれていく。だが三郎には女中の美代という恋人がいた。嫉妬と歪んだ幸福が荒々しい結末を呼ぶ野心的長編。沼のような情念。罪は誰にあるのか—。当初のタイトルは黙示録の“大淫婦の章”からとり、「緋色の獣」だった。
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