午後の曳航
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午後の曳航
(新潮文庫, 1826,
新潮社, 2020.11
新版
- タイトル読み
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ゴゴ ノ エイコウ
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注記
母が航海士の竜二とまぐわう姿を目撃した登。竜二の、死すら厭わぬ船乗り精神と屈強な肉体に憧れる登にとって、彼が海を捨て、登の父となる生ぬるい未来は屈辱だった。登は、彼を英雄に戻すため、仲間と悪魔的計画を立て…。
内容説明・目次
内容説明
十三歳の登は自室の抽斗奥に小さな穴を発見した。穴から覗く隣室の母の姿は艶めかしい。晩夏には、母が航海士の竜二とまぐわう姿を目撃する。竜二の、死すら厭わぬ船乗り精神と屈強な肉体に憧れる登にとって、彼が海を捨て母を選び、登の父となる生ぬるい未来は屈辱だった。彼を英雄に戻すため、登は仲間と悪魔的計画を立てる。大人社会の綻びを突く衝撃の長編。横浜港で船員らに取材し一気に書き上げた。38歳の三島が子供世代の目で描く大人の虚妄。
「BOOKデータベース」 より