31文字に託された伝言
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31文字に託された伝言
(深読み百人一首, 続)
栄光出版社, 2020.10
- タイトル読み
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31モジ ニ タクサレタ デンゴン
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注記
「百人一首」を通して、詠みびとたちは千年後の私たちに何を伝えたいのか。2019年刊「深読み百人一首」において、あえて外した柿本人麻呂、紀貫之らを取り上げて、31文字に託された伝言を解き明かす。
内容説明・目次
内容説明
「百人一首」を通して、詠みびとたちは、千年後の私たちに、何を伝えたいのか。「百人一首」には、歴史の痕跡があちらこちらに刻まれています。歌の底に隠れている真実に触れることで、歌の凄さを知ることができ、本当の意味での歌の持つ美しさに出会えます。
目次
- 久方の光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ—紀友則
- 人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける—紀貫之
- 和歌は人の心を種として 万の言の葉とぞなれりける—古今和歌集 仮名序より
- 嵐ふく三室の山のもみぢばは 龍田の川の錦なりけり—能因法師
- わたのはら八十島かけてこぎいでぬと 人には告げよあまのつりぶね—参議篁
- あまの原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも—阿倍仲麻呂
- もろともにあはれと思へ山ざくら 花よりほかに知る人もなし—前大僧正行尊
- あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む—柿本人麻呂
- 筑波嶺の峰より落つる男女の川 こひぞつもりて淵となりぬる—陽成院
- このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに—菅家
- 秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出づる月の影のさやけさ—左京大夫顕輔
- きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣片敷きひとりかも寝む—後京極摂政前太政大臣
- わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らねかわく間もなし—二条院讃岐
- ももしきや古き軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり—順徳院
「BOOKデータベース」 より