カントの思考の漸次的発展 : その「仮象性」と「蓋然性」
著者
書誌事項
カントの思考の漸次的発展 : その「仮象性」と「蓋然性」
論創社, 2020.10
- タイトル別名
-
Kants Unterscheidung zwischen Scheinbarkeit und Wahrscheinlichkeit : Ihre historischen Vorlagen und ihre allmähliche Entwicklung
Immanuel Kant
カントの思考の漸次的発展 : その仮象性と蓋然性
- タイトル読み
-
カント ノ シコウ ノ ゼンジテキ ハッテン : ソノ「カショウセイ」ト「ガイゼンセイ」
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注記
博士論文"Kants Unterscheidung zwischen Scheinbarkeit und Wahrscheinlichkeit : Ihre historischen Vorlagen und ihre allmähliche Entwicklung"の翻訳(あとがきより)
文献一覧: p133-142
内容説明・目次
内容説明
ドイツの哲学者カントの思考の足跡を辿る。
目次
- 第1章 17・18世紀の百科事典及び著作におけるverisimileとprobabileの概念—概念史及び源泉史の問題(言語辞典におけるverisimileとprobabileの概念;事典におけるverisimileとprobabileの概念;クリスティアン・トマージウスにおけるverosimile(wahrscheinlich)とprobabile(probabel)の概念—前者の概念が有する二つの側面;クリスティアン・トマージウスにおけるverosimile(wahrscheinlich)とprobabile(probabel)の概念—前者の概念が有する二つの側面;クリスティアン・ヴォルフにおけるドイツ語「蓋然性(Wahrscheinlichkeit)」とラテン語「蓋然性(probabilitas)」の同一視;バウムガルテンとマイヤーにおけるverisimileとprobabileの概念;クリスティアン・アウグスト・クルージウスにおける)
- 第2章 カントの思考の道程におけるverisimilitudoとprobabilitasの概念—ほぼ1770年代初頭における「仮象的(scheinbar)」と「蓋然的(wahrscheinlich)」の概念(統計学的言語分析;「仮象性(verisimilitudo,Scheinbarkeit)」と「蓋然性(Wahrscheinlichkeit)」との区別の最初の登場—『レフレクシオーン』2591番;懸賞論文(1762/1764年)における数学と形而上学との方法論的区別;ほぼ1770年代初頭における「仮象的(scheinbar)」と;「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念;1770年代初頭における「臆見」と「信じ込み」の概念—マイヤーとの対決;ほぼ1770年代初頭における「道徳的確実性」の概念の不明確さ)
- 第3章 カントの思考の道程におけるverisimilitudoとprobabilitasの区別—ほぼ『純粋理性批判』出版の時期における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念(ほぼ『純粋理性批判』出版の時期における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念;ほぼ1780年代初頭における「臆見」と「信じ込み」の概念;『純粋理性批判』出版の時期における実践的に十分な「確信」と、単なる「信じ込み」との明確な対置—最終吟味としての賭け;1780年代及び1790年代における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabil:wahrscheinlich)」の概念)
「BOOKデータベース」 より