バーンスティン・ウィニコットの教育環境学 : 人間形成論における「境界」体験の構図

書誌事項

バーンスティン・ウィニコットの教育環境学 : 人間形成論における「境界」体験の構図

吉田直哉著

ふくろう出版, 2020.10

タイトル別名

バーンスティンウィニコットの教育環境学 : 人間形成論における境界体験の構図

タイトル読み

バーンスティン ウィニコット ノ キョウイク カンキョウ ガク : ニンゲン ケイセイ ロン ニオケル キョウカイ タイケン ノ コウズ

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注記

参考文献: p99-103

筆者の博士学位請求論文「戦後イングランドにおける子どもの発達環境観をめぐる論争に関する考察 : バーンスティンとウィニコットの「剥奪」概念に対する批判に焦点を当てて」(大阪総合保育大学, 2017年10月に博士(教育学)の学位授与)を元にしたもの。

収録内容

  • 1969年イングランドにおける進歩主義的教育改革批判論の諸相
  • バーンスティンによる「補償教育」批判
  • 子どもの発達をめぐる「環境」に関するウィニコットとクラインの葛藤
  • 民主主義的パーソナリティの形成における「境界」体験の重要性

内容説明・目次

目次

  • 第1章 1969年イングランドにおける進歩主義的教育改革批判論の諸相—『教育黒書』をめぐって(戦後イングランド教育改革とその文脈;プラウデン報告をめぐる論争の勃発;『黒書』論争の端緒:第1巻『教育をめぐる闘い』;初等教育への批判の拡張:第2巻『教育における危機』;本書の結びにかえて:教育の序列化機能をめぐる葛藤)
  • 第2章 バーンスティンによる「補償教育」批判—1960年代イングランドの就学前教育に対する社会学的分析(就学前教育における「補償教育」政策の是非;先行研究の検討:進歩主義的な立場からのバーンスティン解釈とその限界;バーンスティンの補償教育批判論(2):普遍主義的な子ども観への反論;本章の結びにかえて)
  • 第3章 子どもの発達をめぐる「環境」に関するウィニコットとクラインの葛藤(環境に対する解釈の可変性の主張;ウィニコットによる「環境」の定義;ウィニコットの遊び環境論;本章の結びにかえて)
  • 第4章 民主主義的パーソナリティの形成における「境界」体験の重要性:バーンスティンとウィニコットの場合(バーンスティンによる学校の民主主義的統制における「境界」体験の意味;進歩主義的教育方法が助長する「境界」の不透明化;ウィニコットにおける自己の「境界」概念;ウィニコットによる「民主主義」成立の条件としての社会の境界;両者の共通点;総括)

「BOOKデータベース」 より

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