ブルースだってただの唄 : 黒人女性の仕事と生活
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書誌事項
ブルースだってただの唄 : 黒人女性の仕事と生活
(ちくま文庫, [ふ-54-1])
筑摩書房, 2020.11
- タイトル読み
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ブルース ダッテ タダ ノ ウタ : コクジン ジョセイ ノ シゴト ト セイカツ
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注記
単行本は1986年5月朝日新聞社刊, 文庫化に際して『水牛通信』1987年9・10月合併号掲載の「十三のとき、帽子だけ持って家を出たMの話」を新たに収録
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
1980年代、アメリカに暮らす著者は、黒人女性の聞き書きをしていた。出かけて行って話を聞くのは、刑務所の臨床心理医やテレビ局オーナーなどの働く女たち、街に開かれた刑務所の女たち、アトランタで暮らす104歳の女性…。彼女たちは、黒人や女性に対する差別、困難に遭いながら、仕事をし、考え、話し合い、笑い、生き延びてきた。著者はその話に耳を澄まし、彼女たちの思いを書きとめた。白眉の聞き書きに1篇を増補。
目次
- 第1章 たたかいなんて、始まってもいない(おれたちはまっ裸よ。それなのに、そのことに気づいてもいないんだ;大声でいうんだ、おまえは黒い、そして誇り高いと;離婚したことが、あたしを支えてきたのよね;わたしはもし自分が五倍くらい黒くなれるなら、どんなことだってすると思ったものだった;じつをいえば、白人がそれほどたいした人たちだと思ったことはなかったのね)
- 討論 たたかいは終わっただなんて。まだ始まってもいないのに!
- 第2章 あんた、ブルースなんていったって、ただの唄じゃないか—刑務所から外を見る(刑務所の仕事—臨床心理医としてのジュリエット;女たちの家—刑務所をたずねる;あたしはあたしの主になりたいんだから!—ブレンダの物語;牢獄は出たけれど、わたしの中の牢獄をまだ追い出すことができない—ウィルマの物語)
- エピローグ そして、わたしを谷へ行かしめよ—ある黒人女性の百年の生
- 特別収録 十三のとき、帽子だけ持って家を出たMの話
「BOOKデータベース」 より