世紀の愚行 : 太平洋戦争・日米開戦前夜 : 日本外交失敗の本質 : リットン報告書からハル・ノートへ

書誌事項

世紀の愚行 : 太平洋戦争・日米開戦前夜 : 日本外交失敗の本質 : リットン報告書からハル・ノートへ

太田尚樹[著]

(講談社文庫, お111-2)

講談社, 2020.11

タイトル別名

太平洋戦争日米開戦前夜 : リットン報告書からハルノートへ

タイトル読み

セイキ ノ グコウ : タイヘイヨウ センソウ・ニチベイ カイセン ゼンヤ : ニッポン ガイコウ シッパイ ノ ホンシツ : リットン ホウコクショ カラ ハル・ノート エ

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注記

日本人はなぜ戦争を始めたのか? 日本が仕掛けた満州事変から日米開戦までの歩みを追いかけながら、特に日本外交が犯した世紀の誤謬を明らかにする。

参考文献: p[338]-341

内容説明・目次

内容説明

二二六事件以降、陸軍は統制派が主流となり全体主義に傾斜し、海軍にも条約派と艦隊派のせめぎあいがあった。日米交渉の最大の足枷となった日独伊三国軍事同盟を捨て去れずに、負けること必定であった戦争に突入することになる。短絡的に軍部の暴走と言われてきた開戦までの経緯を外交を縦軸に明らかにする。

目次

  • 第1部 震源は満州—リットン報告書から 一九三二〜一九四〇年(一九三二年(昭和七) 満州国建国とリットン調査;一九三三年(昭和八) 痛恨の国際連盟脱退;一九三四年(昭和九) 束の間の平穏;一九三五年(昭和十) 石原莞爾と甘粕正彦;一九三六年(昭和十一) 岸信介の来満;一九三七年(昭和十二) 七月日華事変勃発;一九三八年(昭和十三) 泥沼に引き込まれた日中戦争;一九三九年(昭和十四) 風雲急を告げる欧州と虎視眈々たる米国;一九四〇年(昭和十五) 九月運命の三国同盟締結;一九四〇年(昭和十五) 忍び寄る赤い恐怖)
  • 第2部 日米開戦前夜—ハル・ノートへ 一九四一年(一九四一年 松岡、岸、吉田茂の動向;一九四一年 茨の道の日米交渉;一九四一年四月 ハル四原則をもちだす;一九四一年夏 戦争へのカウントダウン;一九四一年 最後の賭け 日米首脳会談;一九四一年十一月二十六日 ハル・ノート手交)

「BOOKデータベース」 より

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