ヘンリー・A・ウォーレス : 孤高の政治家が目指した核なき世界

書誌事項

ヘンリー・A・ウォーレス : 孤高の政治家が目指した核なき世界

島本マヤ子著

大阪大学出版会, 2020.11

タイトル別名

Henry A. Wallace: critic of America's atomic monopoly, 1945-1948

ヘンリーAウォーレス : 孤高の政治家が目指した核なき世界

タイトル読み

ヘンリー・A・ウォーレス : ココウ ノ セイジカ ガ メザシタ カク ナキ セカイ

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注記

博士論文「Henry A. Wallace: critic of America's atomic monopoly, 1945-1948」 (2012年3月, 大阪大学) を、若干の補足説明を加えて和訳したもの. ベースとなる博士論文はCambridge Scholar's Publishingより原文のまま2016年出版

ルーズベルト政権下で農務長官、副大統領を歴任したウォーレスは、世界平和を見据えた原子力技術管理、権利や利益を独占しない市民国家としてのアメリカを構想していた。知られざる孤高の政治家の姿を明らかにする。

アメリカの原子力政策とウォーレス関連年表: p259-261

参考文献: p262-281

内容説明・目次

内容説明

もし大統領になったのがトルーマンでなく彼だったら、世界は変わっていたかもしれない。冷戦と核兵器戦争を避け、小国の権利を認め、国連を強くして植民地主義を終える。科学技術を世界中で共有して核なき世界を実現する。そして、ともに発展できる市民の世紀を追求しよう。時代の先を行き過ぎた孤高のヒーローが目指したもう一つのアメリカ。

目次

  • 序章 ウォーレスはなぜアメリカの核独占に反対したか
  • 第1章 ウォーレスの政治経歴と先行研究
  • 第2章 ウォーレスと原爆科学者との接点
  • 第3章 ウォーレスの世界秩序はどのように構想されたのか
  • 第4章 ウォーレスの原子力時代構想
  • 第5章 冷戦戦士に挑戦して
  • 終章 統一された世界を目指して
  • エピローグ
  • アペンディックス(付録・別表)

「BOOKデータベース」 より

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