数学的真理の迷宮 : 懐疑主義との格闘

書誌事項

数学的真理の迷宮 : 懐疑主義との格闘

佐々木力著

北海道大学出版会, 2020.12

タイトル別名

The labyrinth of mathematical truth : grapplings with scepticism

タイトル読み

スウガクテキ シンリ ノ メイキュウ : カイギ シュギ トノ カクトウ

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注記

数学的知識はどのように成り立っているのか。数学的真理と自然科学的真理を分かつものは何か。「不思議の国のアリス」の数学観を始点に、古代ギリシャから現代への懐疑主義思想との格闘を辿って、数学的知識の成立根拠を探る。

欧文タイトルは標題紙裏による

参考文献: p247-252

収録内容

  • 数学史のなかのルイス・キャロル
  • ルイス・キャロルの無垢の幸福
  • ヴォワイヤン・パスカルの洞見
  • 何も知られないこと
  • われ惟う,ゆえにわれあり
  • 「可能世界」というものの考え方
  • 基礎づけのない多様な数学的知識
  • エウクレイデース公理論数学と懐疑主義
  • 数学における革命とはどういうものか?

内容説明・目次

内容説明

数学的知識はどのように成り立っているのか。数学的真理と自然科学的真理を分かつものは何か。数学に革命はあるのか。『不思議の国のアリス』の数学観から始まり、古代ギリシャから現代への懐疑主義思想との格闘をたどって、これらの根源的問いに答えんとする。

目次

  • 数学史のなかのルイス・キャロル
  • 第1部 真理という迷宮—数学と懐疑主義(ルイス・キャロルの無垢の幸福—数学的真理の絶対性という神話;ヴォワイヤン・パスカルの洞見—人間的知識の栄光と悲惨;「何も知られないこと」—懐疑主義者の数学的理性批判;「われ惟う、ゆえにわれあり」—デカルトの懐疑主義者への回答;「可能世界」というものの考え方—数学的真理のライプニッツ的救済;中間考察 基礎づけのない多様な数学的知識—ウィトゲンシュタインにとっての数学的真理)
  • 第2部 古代ギリシャにおける理論数学の成立と数学革命論(エウクレイデース公理論数学と懐疑主義—サボー説の改訂;数学における革命とはどういうものか?—トーマス・S.クーンの科学哲学の光のもとでみた数学的真理)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC04498896
  • ISBN
    • 9784832982383
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    札幌
  • ページ数/冊数
    xiv, 265p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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