なぜ、ままならない
著者
書誌事項
なぜ、ままならない
(中野京子と読み解く, . 運命の絵 / 中野京子著||ウンメイ ノ エ)
文藝春秋, 2020.11
- タイトル別名
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なぜままならない
- タイトル読み
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ナゼ、ママナラナイ
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注記
「オール讀物」(2018年12月号, 2019年1月号, 3・4-12月号, 2020年1-8月号)の連載「中野京子の運命の絵」に加筆し、再編集したもの
年表: 巻末
内容説明・目次
内容説明
この世を生きる者たちの運命の小舟は、揺られっぱなし—名画の奥にある“運命のドラマ”を『怖い絵』著者が解き明かす。愛人の膝から立ち上がる女は関係を清算できるのか?—ハント『良心の目覚め』、何もかも思い通りにゆかない、傲岸不遜な画家の生涯。—クールベ『画家のアトリエ』、一体なぜ?古代彫刻にまつわる不運の連鎖。—アルマ=タデマ『フェイディアスとパルテノン神殿のフリーズ』、ギロチン台に向かった16人の修道女の行く末は…。—ドラローシュ『ギロチン』、仏軍VSスペイン民衆、戦場で流れた夥しい血。—ゴヤ『マドリード、1808年5月2日』ほか“運命”をキーワードに名画を読み解く17篇。
目次
- 運命を招き入れた瞬間—ダヴィッド『マラーの死』/ボードリー『マラーの暗殺』
- 感傷的なイギリス人—ハント『良心の目覚め』
- この後、まさかの展開が…—ジェラール『プシュケとアモル』/ヘイル『プシュケと玉座のヴィーナス』
- 予言か、呪いか—コリア『デルフォイの巫女』/ミケランジェロ『デルフォイの巫女』
- 性格が運命を決めるのか?—クールベ『画家のアトリエ』/鴨居玲『1982年 私』
- 無名人の代表—カラヴァッジョ『エマオの晩餐』/レンブラント『エマオの晩餐』
- 不幸な家族の肖像—ドガ『ベレッリ家の肖像』/オーチャドスン『功利的結婚』
- 「かかあ天下」の時代—ブリューゲル『悪女フリート』/メッケネム『ズボン(パンツ)をめぐる闘い』
- 「白」への固執—アルマ=タデマ/『フェイディアスとパルテノン神殿のフリーズ』
- さすがミステリの本場—フリス『鉄道駅』
「BOOKデータベース」 より