人類はふたたび月を目指す
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人類はふたたび月を目指す
(光文社新書, 1106)
光文社, 2020.12
- タイトル読み
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ジンルイ ワ フタタビ ツキ オ メザス
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内容説明・目次
内容説明
現在、中国を筆頭に、月を目指す国が世界で続々と現れている。一九六九年に初めて月に人類を送り込んだアメリカも、二〇二〇年代半ばに女性宇宙飛行士を月に立たせるという「アルテミス計画」を発表し話題を呼んだ。月を目指すのは、いまや国の宇宙機関だけにとどまらない。グーグルやスペースXなど民間企業が名乗りを上げ、様々なプレーヤーが月へと向かう時代となっている。二〇〇七年に月大型周回探査機セレーネ(かぐや)を打ち上げ、二一世紀の月探査の口火を切った日本はどうか—。日本の月探査計画に携わり、「月の縦孔の発見」で世界的に知られる著者が、月に関わる探査や発見をめぐるスリリングな舞台裏を綴るとともに、人類が、そして日本が月を目指す理由を問う。
目次
- 第1章 米ソの宇宙開発競争(月の過酷な環境;スプートニクショック;ケネディの登場;人類、月に立つ;米ソ月探査競争がもたらした成果;データ不足なのに月探査は途絶えた)
- 第2章 20世紀末の月探査(巨額予算の向かった先;前世紀末の米国の月科学探査;日本の月探査の幕開け)
- 第3章 月の極の水探し(「セレーネ計画」で月の極の水を探す;人類が初めて見た永久影の中;月のどこにでも水はある?)
- 第4章 月の縦孔・溶岩チューブ(月の溶岩チューブを求めて;「セレーネ」地形カメラによる月の縦孔の発見;「セレーネ」が見つけた月の縦孔とはどのようなものか;重力場データとレーダデータによる溶岩チューブの発見;月の縦孔・地下空洞探査で期待されるさまざまな科学的知見;火星の縦孔・溶岩チューブ;月や火星の縦孔・地下空洞を探査する)
- 第5章 21世紀の月探査—われわれは、どう月を目指すべきか(世界はなぜ今、ふたたび月を目指しているのか;人類が、そして日本が月を目指す理由)
「BOOKデータベース」 より