土左日記
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注記
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写本
書名は題簽による
題簽に「妙壽院夲」とあり
本奥書に「土左日記以貫之自筆本故將軍御物希代之靈寳也今度蜜々自小河御所申出之依或人数寄深切所望書之古代假字猶蝌蚪末愚監写有魚魯乎後見輩密之而已 明應壬子仲秋候 亜槐藤臣」, 「延長八庚寅土左の國に下りて承平五年乙未京にのほりて左大臣殿白川殿におはします御ともにまふてたる哥つかふまつれとあれはよめる 百草の花のかけまて移しつゝ音もかはらぬ白川の水」, 「右貫之集第六卷にあり此間六年也彼日記は此時にあらさる欤と見ゆ」, 「右妙壽院以自筆夲朱句切假名一字不違書写畢尤可祕者也」, 「或人云貫之自筆の土佐日記は蓮華王院の宝物也これを定家卿写し給へるを連歌師玄的かもとにつたへたるを後加賀家に納むその本の體定家卿ことことく自己の筆法を以て写し給ひ末二三枚は貫之か書法をしらせん爲にや文字の大きさ字躰をも模し置れ跋にその趣をしるし置給へり蓮華王院貫之自筆の本今はうせたるにや定家卿うつし給へる本は加賀家より八條殿へ進せられたるよしなり 右人のかたりしまゝを筆にまかせ侍りぬ 百華庵叟」とあり
奥書に「はやう土左日記の考といふものかきたる其ころ妙壽院の本といへるふみを見たるか今の本とは異なるところはへれはことしまたうつしおきぬもとよりあやまれるところいとおほかれともよきこともなきにはあらすといふ 寶暦十四年春正月既望 すくね浚明(花押)」, 「右壹卷は翫古堂のあるし珍藏せしを一覽せしまゝこひ得ていま吾寶となりぬ 宇女廼よしあき記」とあり
毎半葉8行
漢字片仮名交じり文
付訓あり
朱筆書き入れあり
印記: 「山岡文庫」(山岡浚明), 「原宿文庫」(片野邑平), 「交埜藏書」(交野時万)
虫損あり