つくられる「農村女性」 : 戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語

書誌事項

つくられる「農村女性」 : 戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語

岩島史著

有志舎, 2020.12

タイトル別名

つくられる農村女性 : 戦後日本の農村女性政策とエンパワーメントの物語

タイトル読み

ツクラレル「ノウソン ジョセイ」 : センゴ ニホン ノ ノウソン ジョセイ セイサク ト エンパワーメント ノ モノガタリ

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注記

博士学位論文『戦後日本の農村女性政策における「農村女性」の構築過程 : エンパワーメントの批判的検討を通して』 (京都大学, 2018年提出) に大幅な加筆・修正を施したもの

引用文献: p197-212

内容説明・目次

内容説明

戦後日本において、活躍する“農村女性”は民主化による女性解放のモデルともされてきた。しかし、女性がよりよく生きられることをめざすとりくみを、「抑圧から解放され、活躍へ」という「エンパワーメントの物語」としてのみ語ることは、女性の抑圧の構造的要因を温存しながら、そこから目を背けさせてきたのではないだろうか。1950年代から60年代の農村女性政策を、活躍する“農村女性”がつくられる過程ととらえ、グローバルな問題にも位置づけつつ、それが何を不可視化してきたのかを問う。

目次

  • 第1章 つくられる“農村女性”
  • 第2章 エンパワーメントの対象としての“農村女性”の発見
  • 第3章 生活改良普及員によるエンパワーメントの実践
  • 第4章 エンパワーメントされた“農村女性”として書く
  • 第5章 地域社会における“農村女性”の構築—京都府旧久美浜町を事例に
  • 終章 “農村女性”のつくられ方
  • 補論 “農村女性”から「農業女子」へ?

「BOOKデータベース」 より

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