回想イトマン事件 : 闇に挑んだ工作30年目の真実
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回想イトマン事件 : 闇に挑んだ工作30年目の真実
岩波書店, 2020.12
- タイトル読み
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カイソウ イトマン ジケン : ヤミ ニ イドンダ コウサク 30ネンメ ノ シンジツ
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注記
巨額のカネがバブル崩壊と共に闇に消えた、戦後最大の経済事件、イトマン事件。それを暴いた記者と住友銀行の内部告発者によるマル秘工作、「Letter」とは? 告発の闘いの軌跡を詳細な日記やメモを元に語り下ろす。
イトマン事件年表: p301-305
内容説明・目次
内容説明
無謀な地上げ、法外な絵画取引、乱脈なゴルフ場開発…。株価上昇と地価高騰に沸くバブル経済のただなかで、創業一〇〇年余の中堅商社を通じ、闇社会がメインバンクの住友銀行から巨額のカネをむしり取ったイトマン事件。戦後最大の経済事件発覚の発火点は「イトマン従業員一同」を名乗る内部告発状、住銀のバンカーと記者のタッグによる「Letter」作戦だった—。一九九〇年九月一六日、日経新聞上でスクープを放った記者が、告発の闘いの軌跡を詳細な日記やメモを元に語り下ろしたオーラルヒストリー。
目次
- 事件発覚の仕掛け人は“サラリーマン記者”
- バブルのただ中で—事件の萌芽と共闘の始まり
- 金融引き締めと総量規制—取材の機が熟す
- 共同取材の始まりは住銀会長への直撃
- 「戦後最大の経済事件」へ—予感は確信に
- 餅屋は餅屋、財務データは興銀から入手
- 内部告発「Letter」の仕掛け
- 骨抜きにされた第一報—次の一手への模索
- 一筋の光明、日本銀行考査局
- 待ちに徹し、未来の“特ダネ”へ布石
- ゴールは小さな大スクープ
- バブル潰しの火をつけて
「BOOKデータベース」 より