大学はどこまで「公平」であるべきか : 一発試験依存の罪

著者

    • 橘木, 俊詔 タチバナキ, トシアキ

書誌事項

大学はどこまで「公平」であるべきか : 一発試験依存の罪

橘木俊詔著

(中公新書ラクレ, 714)

中央公論新社, 2021.1

タイトル読み

ダイガク ワ ドコマデ コウヘイ デ アルベキカ : イッパツ シケン イゾン ノ ツミ

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注記

一握りのエリートを養成する機関ではなくなった大学のあるべき姿とは。詰め込み型の一発試験に頼る大学に創造性ある学生を選ぶことはできるのか。諸外国の取り組みを紹介しながら望ましい研究と教育のあり方を提唱する。

文献:p188〜189

内容説明・目次

内容説明

教育機会の平等・均等路線の元で混迷を極める大学入試改革。その状況を著者は「繕われた公平さに意味などない」「それで世界に通用する大学になれるのか」と喝破する。進学率が5割を超え、一握りのエリートを養成する機関ではなくなった大学はこの先どうあるべきか?未だ詰め込み型の「一発試験」に頼る大学に創造性ある学生を選ぶことはできるのか?「公平」という呪縛から逃れなければ、大学に未来はない!

目次

  • 第1章 なぜ一発試験依存が進んだのか—大学受験の不都合な真実(なぜ日本では「一発試験依存」が進んだのか;戦後の入試改革の流れ ほか)
  • 第2章 入試罪悪論—なぜ「公平性」が求められてきたのか(なぜ公平性が求められてきたのか;揺らぐ「教育の機会平等」 ほか)
  • 第3章 変わるエリートと大学の姿—教育はどう変わったのか(日本におけるエリートと大卒者の関係;高級官僚と軍人という二大エリート ほか)
  • 第4章 世界で求められる大学の変容—研究はどう変わったのか(世界で評価される大学になるために;ノーベル賞と日本人 ほか)
  • 第5章 「大卒=非エリート」時代の大学論—何のための公平か(半数が大学に進学する時代に;教員に意図的な格差・差別を設けるアメリカ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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