愚か者(フリムン)の島
著者
書誌事項
愚か者(フリムン)の島
祥伝社, 2021.1
- タイトル別名
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愚か者の島
- タイトル読み
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フリムン ノ シマ
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注記
参考文献一覧: p388
内容説明・目次
内容説明
独自の自然主義に染まった元医師・土岐周一郎と不倫相手の北郷咲良は、家族も仕事も擲って、沖縄の遙か南に位置する無人の“フリムン島”にやって来た。新たな人生の幕開けに高揚する二人はしかし、そこに先住者が潜むことを知らなかった。恋人を殺し逃亡の果て、島に辿り着いた苅部公則。警察沙汰を恐れる公則は、理想に囚われた無知な二人が来て早々いがみ合いを始めるのを見て、仕方なく助けの手を差し伸べた。正体を偽る公則と二人の奇妙な共棲はうまく運ぶかに見えた…。だが、土岐に感化された親子、島ごとVIP向け宿泊施設にする野望の女社長らが、相次いで上陸。やがて島は、人間のエゴと憎しみがぶつかり合う“愚か者の島”と化していく—。
「BOOKデータベース」 より