岸田理生の劇世界 : アングラから国境を越える演劇へ
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岸田理生の劇世界 : アングラから国境を越える演劇へ
大阪大学出版会, 2021.1
- タイトル読み
-
キシダ リオ ノ ゲキセカイ : アングラ カラ コッキョウ オ コエル エンゲキ エ
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注記
博士論文「岸田理生の言葉と身体 : アングラからアジアへ」 (大阪大学, 2017年提出) に加筆修正を行ったもの
主要参考文献・資料一覧: p417-422
岸田理生年譜: p454-469
岸田理生が関わった演劇作品リスト: p470-477
収録内容
- 先行研究紹介
- 岸田理生の歩みと、本書の分析対象に関して
- 七〇年代のカウンター・カルチャーとの関係
- 劇構造の応用
- 身体論への関心
- 文体の模索
- 「個」であることの肯定
- 『糸地獄』のクロノトポス
- 俳優の身体性へのまなざし
- 『リア』〈一九九七〉における「母」を巡って
- 『ディスディモーナ』〈二〇〇〇〉の諸問題
- 「分有」の概念
- 手話という視点
内容説明・目次
目次
- 序章 劇作家「岸田理生」を知るために(先行研究紹介;岸田理生の歩みと、本書の分析対象に関して;七〇年代のカウンター・カルチャーとの関係)
- 第1章 未刊行初期作品について—寺山理論の応用と独自の劇世界構築の試み(劇構造の応用—『夢に見られた男』(一九七七)と『洪水伝説』(一九七七)を中心に;身体論への関心—『解体新書』(一九七八)と学習ノート「言語」を中心に;文体の模索—ワークショップ戯曲『凧』(一九七九)と学習ノート「鏡花」を中心に)
- 第2章 近代日本へのまなざし(「個」であることの肯定—二・二六事件を描く三作品、戯曲『臘月記』(一九七九)、映画脚本『悪徳の栄え』(一九八八)、テレビドラマ脚本『密愛—2・26に散った恋—』(一九九一)を巡って;『糸地獄』のクロノトポス—初演・オーストラリア公演を中心に)
- 第3章 異なる「言葉」を求めて(俳優の身体性へのまなざし—『四重奏—カルテット』(一九九三)の演出に関して;『リア』(一九九七)における「母」を巡って;『ディスディモーナ』(二〇〇〇)の諸問題—戯曲と演出の対照研究を通じて;「分有」の概念—『ソラ ハヌル ランギット』(二〇〇一)の演出に関して;手話という視点—車座の実践と岸田理生の戯曲を通して)
「BOOKデータベース」 より