サハリン島
著者
書誌事項
サハリン島
河出書房新社, 2020.12
- タイトル別名
-
Остров Сахалин
- タイトル読み
-
サハリントウ
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内容説明・目次
内容説明
キム・ウン・ユンが発射した弾道ミサイルをきっかけに、核戦争が勃発。二か月にわたる熱戦のすえ、欧米の主要工業国は壊滅する。ユーラシア大陸では人間をゾンビ化する伝染病MOB(移動性恐水病)が流行し、ロシア東岸は化学兵器で浄化される。一方、日本は鎖国体制を敷き、大日本帝国を復活。その保護下にあるサハリン島に、帝国大学応用未来学研究者シレーニが調査に赴く。徹底して差別される中国人とコリアン、「ニグロ」と呼ばれる檻の中の生贄たち、謎の天才詩人シンカイシロウ、人間の死体を燃料とする発電所、放射能で汚染された木々や魚類…。魑魅魍魎うずまく茶色い大地で、シレーニと案内役の銛族アルチョームはいかなる未来を掴みとるのか。破格の想像力に満ちたロシア発の「日本小説」!
「BOOKデータベース」 より