アメリカの病 : パンデミックが暴く自由と連帯の危機
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書誌事項
アメリカの病 : パンデミックが暴く自由と連帯の危機
慶應義塾大学出版会, 2021.1
- タイトル別名
-
Our malady : lessons in liberty from a hospital diary
- タイトル読み
-
アメリカ ノ ヤマイ : パンデミック ガ アバク ジユウ ト レンタイ ノ キキ
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注記
アメリカを蝕む真の「病」とは何か。肝疾患による敗血症のために生死の淵を彷徨う体験を経た著者が、コロナウイルスの犠牲者世界一のアメリカの医療システムや公衆衛生の脆弱さ、人権問題、民主主義の衰退をレポートする。
内容説明・目次
内容説明
本書は、肝疾患による敗血症のために生死の淵を彷徨う体験を経た著者が、パンデミック(コロナ禍)の感染者数、死者数とも世界一となっているアメリカの医療システムや公衆衛生の脆弱さ、人権問題、民主主義の衰退を衝く、病床からの緊急レポートである。著者はかろうじて生還するが、そこで体験したアメリカの医療システムの患者軽視や電子化の弊害、体を動かすこともままならないなかで感じた怒りや共感を病床日記に記す。そして、「自由」の真の意味での復活と個人の健康とのかかわり、孤独と連帯の相補についての考察を深め、オーストリアでの長男誕生とアメリカでの長女誕生の経験から両国の医療システムや子育てについての比較を記し、トランプを頂点とするアメリカの権威主義体制や医療の世界にも及んでいる経済寡占について具体的で鋭い批判を展開する。トランプが退場したいま、アメリカの医療体制はどこまで変わるのか。オバマケアの復活はなるのか。アメリカを蝕む真の「病」を明らかにする。
目次
- プロローグ 孤独と連帯
- 序論 私たちの病
- 第1章 医療は人間としての権利だ
- 第2章 再生は子どもたちとともに始まる
- 第3章 真実が私たちを自由にする
- 第4章 医師たちが現場を仕切るべきだ
- 結論 私たちの回復
- エピローグ 怒りと共感
「BOOKデータベース」 より