宮沢賢治論 : 心象の大地へ

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宮沢賢治論 : 心象の大地へ

岡村民夫著

七月社, 2020.12

タイトル読み

ミヤザワ ケンジ ロン : シンショウ ノ ダイチ エ

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内容説明・目次

内容説明

「虹や月明かり」からもらった膨大な「心象スケッチ」は、繋がり、重なり、変容し、不整合なまま、やがて“心象の大地”として積み上がる。テクストにはらまれる矛盾や齟齬をこそ賢治文学のリアルと捉え、その正体を求めてイーハトーブを踏査し続けた、著者二十五年の集大成。

目次

  • 1 初期作品考—心象の時間(「水仙月の四日」考—斜行する交換系;「かしはばやしの夜」考—喧嘩から心象スケッチャーたちの祝祭へ;「鹿踊りのはじまり」考—終わりのはじまりについて;踊る文字「蠕虫舞手」について)
  • 2 距たりと生成(賢治的食物;大いなる反復者;宮沢賢治における「動物への生成変化」)
  • 3 宮沢賢治と…(映画の子、宮沢賢治;宮沢賢治と活動写真;宮沢賢治と『遠野物語』(講演);詩人黄瀛の光栄—書簡性と多言語性;詩人黄瀛の再評価—日本語文学のために)
  • 4 少年小説考—メタ心象スケッチと未来の大地(「風の又三郎」論—心象を問う少年小説;宮沢賢治の“郊外の夢”—「ポラーノの広場」論(一);転位する広場—「ポラーノの広場」論(二))
  • 5 イーハトーブのフィールドワーク(昭和二年、光の花園;宮沢賢治と庭園;『岩手医事』と宮沢賢治;大地の設計者 宮沢賢治—温泉を中心に(講演);イーハトーブ地理学)

「BOOKデータベース」 より

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