『白鯨』探求 : メルヴィルの「運命」

書誌事項

『白鯨』探求 : メルヴィルの「運命」

堀内正規著

小鳥遊書房, 2020.12

タイトル別名

白鯨探求 : メルヴィルの運命

タイトル読み

ハクゲイ タンキュウ : メルヴィル ノ ウンメイ

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内容説明・目次

内容説明

“運命”の問題は、『白鯨』という作品の急所を衝く。エイバブを悲劇的な英雄と見なすのでも、イシュメイルをエイバブの批判者と見なすのでもなく、メルヴィル自身も自覚していなかった運命観を読みとる。それは、エイハブがモービィ・ディックを追跡したように、生に対する最も深い肯定がなされている『白鯨』というテキストそのものを探求(=精読)する行為である。

目次

  • クィークェグの樫棒
  • イシュメイルの急場の産婆術
  • イシュメイルの、エイハブとの近さと隔たり
  • エイハブの狂気のかたち
  • 個体であること
  • エイハブの悪と神の悪
  • “性格”としての“運命”
  • “全体”の相貌—海・白さ・捕鯨
  • 鯨のレッスン
  • 鯨の“かたち”を歌う
  • 「物語作者」イシュメイルの脱皮
  • いかにして“中心”に向かうか
  • 世界と交わる

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC05119563
  • ISBN
    • 9784909812506
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    298p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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